Windows Update後にセーフモードでしか起動できなくなった

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この前の日曜にWindows Updateを行って再起動したら、その後ログイン画面で勝手に再起動されてしまう症状に見舞われ、セーフモードでしか起動できなくなりました。

その原因や、解決に向けて試したことを書いておきます。

Windows Update後、ログイン画面で強制再起動

この前の日曜に、Windows Updateを行いました。
普段作業に使用しているノートPCとは別に、DVD見たりYouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画サービス利用したりするのに使用しているデスクトップを持っています。
今回Updateを行ったのはデスクトップの方で、そちらはたまにしかUpdateしていないので、日曜にまとめて実施することにしました。

Windowsを使っている途中にUpdateしたので、完了後に再起動が要求されたため、再起動を行いました。
すると、その後に起動した際、パスワードを入力するログイン画面で勝手に再起動が行われました。
1回目は、Update直後だから?とか思って自分を納得させていましたが、その後まさに無限ループで再起動が繰り返される症状に見舞われました。

原因は、DiximアプリケーションとKB4056894、KB4056895の相性!?

もう結論から書いてしまうと、僕の場合は見出しのとおり、アップデートの「KB4056894」と「KB4056895」が、Dixim関連のアプリケーションとの組み合わせで場合に悪さをしていたようでした。

「ようでした」というのは、トライ&エラーで試行錯誤したところ、Diximのサービスを停止させて起動したらたまたまうまくいった、という結果からの推論にすぎないからです。

ただ、一応以下のサイトなんかでもDiximアプリケーションとの組み合わせでの問題について触れられているので、前例が無いわけではないようです。

Diximのアプリケーションは、I-O DATAのテレビキャプチャ製品とかにバンドルされてる、テレビ視聴アプリケーションとかその関連アプリケーションのようです。

以下、対応法などについて書いていきます。

セーフモードでの起動確認

まず、通常起動だと再起動の無限ループに見舞われていたので、起動直後にF8キーを連打して起動オプションを表示させて、セーフモードで起動を試しました。
すると、僕の場合はセーフモードだと問題なく起動したので、なんとなくソフトウェア的な問題なのでは?との推測ができました。

ちなみに、セーフモードですら起動しない場合、ハードウェア的な障害の可能性も高いので、僕が今回見舞われたのとは別の原因かもしれません。

システム構成で「診断スタートアップ」を選択して起動確認

続いて原因の切り分けを行うために、(セーフモードよりは通常に近い形ではあるけれど)診断スタートアップで基本的な機能のみを有効にして起動を試みることにします。

まずは、キーボードのWindowsキー+Rを押してファイル名を指定して実行のダイアログを表示(またはWindowsボタンを押してプログラムとファイルの検索ができるように)して、「msconfig」と入力してEnterを押下します。
ファイル名を指定して実行

システム構成の画面が開くので、「診断スタートアップ」を選択してOKを押し、再起動を行います。
診断スタートアップ

ここで問題なく起動できれば、僕の例のように、いよいよ特定のサービスが悪さをしている可能性が高まります。

ちなみに、診断スタートアップの状態だと、先述のとおり基本的なサービスしか有効になっていない状態のため、特定のアプリケーションが使えなかったりするため、正常に起動したからといってそのまま使い続けるのには向いていません。

「スタートアップのオプションを選択」でサービスの影響を確認

ここまでの確認で、おそらくハードウェア的な問題ではなく、ソフトウェア的な問題である可能性が高いことが確認できました。

そこで、サービスの有効/無効を色々と試して、何が悪影響を及ぼしているかを確認することにしました。

先ほどと同様にシステム構成を開き、「スタートアップのオプションを選択」を選びます。
スタートアップのオプションを選択

僕の例だと、下の画像のように、Dixim関連サービスを停止した状態でOKを押して再起動すると、無事にパソコンが使えるようになりました。
Diximのチェックを外す

……と、結果だけを書いているので簡単に見えますが、実際にはサービスタブで「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れた状態で、他のサービスのチェック選択状態を少しずつ変えながら何度も再起動を試み、どのサービスにチェックを入れたときに起動に失敗するかを確認するという地道な作業を繰り返しました。

関連アプリケーション削除、または問題となっているサービスのみを停止して対応完了

原因が特定できれば、そのサービスに関連するアプリケーションをアンインストールするなどの対応を行うことになります。

僕の場合は、今後に相性問題が解決され、原因となったアプリケーションを使い始めるときがくるかも?と考え、先述の「スタートアップのオプションを選択」を選んだ状態で、Dixim関連のサービスのみチェックが外れた状態にして使っています。

原因となったサービスの元となるアプリケーションがどれか判断がついて、確実に今後使用しないことが明らか、または問題が解消された最新バージョンが存在する場合などは、問題となったアプリケーションを削除してしまってもいいかもしれません。

 

そんなわけで、無事に強制再起動のループから抜け出すことはできましたが、かなり時間がかかってしまいました。

古いまま使うわけにはいかないので、Windows Updateしないわけにもいかないんですが、マジでこういう相性問題とか起こるの何とかならんもんか……。

無駄に消費した時間を返せーーー!!!笑

 

そのものずばり、な原因ではないかもしれませんが、トラブルシューティングの参考になれば幸いです。

ちなみに、実は同時にもう1つトラブルに見舞われていまして、そちらのついては別の記事に記録を残しています。

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セーフモード起動時にAtiPcie.sysのファイル読み込みから進まなくなったお話。 結果からすると、ボタン電池の交換で復旧したのですが、その顛末を書いてみます。

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