花火のシーズン。一眼レフ持ってるなら、綺麗に写真に撮りたいですよね?
でも、せっかく会場に足を運んでいるので、自分の目でもちゃんと鑑賞したい。
今回は、肉眼でも花火を鑑賞しながら、気軽にキレイに撮影できるコツを紹介したいと思います!
気軽にといいつつも、最低限の道具はそろえたい
気軽に撮影と言いながらも、いやむしろ、自分自身も花火を楽しみつつもある程度のクオリティで撮影したいからこそ、最低限の道具は準備しておく必要があります。
暗い場所での撮影なのでやっぱり三脚
花火の撮影は暗い場所で、かつ後から説明しますが、わりと長時間露光(シャッタースピード遅め)になります。
手持ちで撮影しようとすると、どうしても手ブレしてしまいます。
それに、そもそも手持ちだと撮影に集中してしまって、自分自身が花火に集中しづらくなってしまいます。
ちゃんと場所取りして花火を見る場合、ほとんどは座って見られる状況にはなっていると思いますので、三脚の高さは必要ありません。
カメラ+レンズの重量と、三脚の耐荷重量にだけ気を付けて、とりあえずは持ち運びしやすいコンパクトなものでいいので手に入れておきましょう。
(三脚もこだわりだしたらキリがありませんが……)
私は今回以下の三脚を使用しましたが、安いながらもちゃんと使えました。
Velbon 卓上三脚 EX-Macro 3段 レバーロック 脚径17mm 小型 3Way雲台 クイックシュー対応 アルミ脚 301741
長時間露光と”ながら”撮影に!シャッターは「レリーズ」で!
花火の撮影は、シャッター速度をかなり遅くすることや三脚に固定して行うことから、カメラ本体に触れずにシャッターを切れるレリーズがあると非常に便利です。
そして、今回のテーマでもある、「自分自身も花火を楽しみつつ撮影する」ことを考えると、三脚+レリーズの組み合わせは必須です。
無線のものや、タイマー機能付きのものなど色々ありますが、花火の撮影を目的とするのであれば、シャッター機能だけのシンプルな有線タイプで十分です。
最近のカメラだと、スマホでリモート撮影できたりもしますが、花火の撮影とかするなら、安いのでいいのでレリーズを準備しておく必要があります。
スマホだと、画面をちゃんと見ないと押したかどうかわからないですし、後から説明する「バルブ撮影」でシャッターの開いている時間をコントロールするのにも不向きだからです。
安いもので問題ないと思いますが、自分が持っているカメラに対応しているかだけはしっかりと確認しておきましょう。
以下に紹介しているレリーズだと、僕が使っているカメラ、EOS 80Dにも、古い方のKiss X2にもどちらにも対応しています。
【ロワジャパン】Canon RS-60E3/PENTAX CS-205 対応 シャッター リモコン コード レリーズ【初心者向け/握りやすい】
撮影しやすい場所を確保しよう
花火会場は人が多く、また三脚をあまり派手に準備すると他の人の迷惑になることもあるので、三脚を準備しつつも、上の写真のように前に人がいても花火がちゃんと映るような場所を陣取れるとベストです。
一番前がもちろん良いですが、そこまで頑張らなくても、ある程度早めに動けると意外といい場所が取れたりしますよ!
カメラをセッティング
無事に場所取りが出来て、花火大会の開始時刻が近づいてきたら、明るいうち(日が暮れきらないうち)にカメラをセッティングしておきましょう。
三脚とレリーズを装着
まずは三脚にセットして、レリーズを接続しましょう。
撮影場所や花火大会の規模にもよりますが、最初はカメラを縦向きにセットするのがオススメです。
花火の種類や大きさによって、打ち上げられる高さは意外と差があるので、縦位置でセットしておく方が、撮影中に調整する必要がなくなって楽だと思います。
撮影モードや露出を設定
撮影モードは、「バルブ(B)」があればそれを、バルブがない場合は「マニュアル(M)」を選択しましょう。
マニュアルモードで撮影する場合は、シャッタースピードの設定でどんどん遅い方にしていくと、バルブを表す「B」に設定できることが多いと思います。
(一眼レフやミラーレスなら設定できる機種がほとんどのはず)
そのあと、ISOと絞りを設定します。
ISOは100、絞りを表すF値はF11を目安に設定しましょう。
このあたりの設定は、撮影中にも変更する可能性がありますので、操作方法に慣れておくといいでしょう。
ピントを合わせて、AFや手ブレ補正をOFFに
撮影モードの設定が終わったら、次にやっておきたいのがオートフォーカス等の設定です。
まずズームですが、打ち上げ場所に近い場合はもっとも広角側にしてしまってもいいと思います。
最近のカメラは解像度も高いので、SNSに投稿したり、LINEなどで友人とシェアしながらスマホで楽しむ程度なら、撮影してから必要な部分だけトリミングしてしまっても十分にキレイに見ることが出来ます。
写真のコンクールなどに応募するのであればこだわった方がいいですが、そうでないなら広角にしておく方が、こちらも撮影中の調整が少なく済んで気軽でいいです。
画角が決まったら、次はピント合わせです。
最初は普段通りオートフォーカスをONにした状態で、遠くにある建物や山、雲などにピントを合わせましょう。
遠くのものにピントが合ったら、オートフォーカスや手ブレ補正をOFFに切り替えておき、それ以降ズームリングに手を触れないように注意しましょう。
もしロックできるようなら、ロックもしてしまってもいいかと思います。
花火が上がり始めたらひたすら撮るのみ!
花火大会が始まったら、レリーズを使ってどんどん撮影しましょう。
バルブに設定しているので、レリーズのボタンを押している間だけシャッターが開いています。
ドンッという打ち上げの音が聞こえたらボタンを押して、花火がきれいに開いたのを確認したらボタンを離す感じです。
花火大会は30分~1時間くらいあるかと思いますので、最初の5分くらいは練習のつもりで、シャッターを切るタイミングや明るさの調整などを済ませておきましょう。
何枚か撮影してみて、明るすぎるようならF値を大きく、暗すぎるようならF値を小さく調整します。
なんとなくよさそうな設定が見つかれば、あとはレリーズ片手にひたすら撮影します。
これまでで紹介したように、広角でカメラを縦位置にセットしておけば、基本的には大体の花火はちゃんとカメラに収まってくれるので、後は数撃ちゃ当たる方式で片手間でどんどん撮りつつ、自分は肉眼で花火を楽しんだり飲み食いしたりしながら楽しめます♪
2019年も、まだ間に合う花火大会もあると思いますし、お気軽に撮影したい方は是非試してみてください!
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