アクセサリーを揃えてCanon EOS Kiss X2を最大活用!

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今ならお安く手に入るCanon EOS Kiss X2。アクセサリーを揃えたら、いよいよ入門機として本格的にカメラの練習を始められるはず。

2019年の今だからこそのアクセサリー選びについて、考え方とともに紹介してみます。

カメラ本体については、『デジタル一眼入門に?Canon EOS Kiss X2 は今でも現役!』の記事で紹介しています。

デジタル一眼入門に?Canon EOS Kiss X2 は今でも現役!
発売からもうすぐ10年が経とうとしているCanonのデジタル一眼、EOS Kiss X2。 最新のものに比べるとシンプルな機能しか持たないからこそ、カメラの練習には意外と悪くないかも?と思うので、今更かもしれませんが書いておきたいと思います。

周辺機器選びの考え方

Canon EOS Kiss X2は、もはや製品サポートも切れており、修理パーツの提供なども終了しています。
今このタイミングでKiss X2のアクセサリーを選ぶ方は、人から本体をもらったか、格安の中古入門機として本体を購入したかのいずれかだと思います。

周辺機器を選ぶにあたっても、考え方はいくつかあると思います。

  1. 壊れたら壊れたときのことと割り切って、撮影機能の強化を狙うアイテムだけを購入する
  2. 修理がしづらくなることを想定し、極力安全に使えるようにアイテムを揃える

どちらがいい、悪いというものではないので、この記事では判断基準がわかるようにだけしておこうと思います。

また、わりと古いKiss X2をを現役で使おうとされているなら、おそらくは他にも趣味があるなど、カメラだけにあまり高いお金をかけることは避けたいという思いもあるのではないでしょうか?(体験談)
そういった可能性も考慮し、ある程度コスパも意識して紹介してみようと思います。

なお、当記事においては、レンズキットやダブルズームキットなどで手に入るレンズ(EF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISやEF-S 55-250mm F4-5.6 IS)を想定して紹介していますので、レンズに関連するアイテムの場合、レンズキット以外のレンズをご利用の場合はレンズ径にご注意ください。

そうそう、忘れてはいけないのがSDカード。
これだけは必須アイテムです。

EOS Kiss x2の場合、SDHCまでしか対応していないので、32GBのClass 10のものを購入しておくとよいでしょう。

本体保護を考慮したアクセサリー

壊れたら壊れたときのこと!と割り切れる方には不要な、本体保護系のアクセサリーから紹介していきます。
割り切り派の方は、次のセクションからご確認ください。

液晶保護シート

本体保護で一番に?思いつくのが液晶保護シートですが、もはやこのタイミングだと有名メーカーの商品は取扱いも終了しています。

一応、ノーブランド品では以下のようなものがありました。

Kiss X2の液晶は3.0型なので、汎用的な3.0型用フィルムを購入してもいいかもしれません。

専用品ではないため、もしかすると若干の誤差はある可能性があります。
どうしても気になる方は、手間はかかりますがフリーカットの汎用品を購入して自分でカットするのが確実かもしれません。

カットの手間と、品質は若干落ちる懸念はありますが、液晶のサイズを測っておいて100円ショップの適当な保護シートを購入してみるのも一手です。

レンズ保護フィルター

次の保護アイテムがレンズの保護です。
Canon EOS Kiss X2のレンズキット、ダブルズームキットに付属のレンズはレンズ径が58mmですので、それに合わせた保護フィルターを購入しましょう。

Kenko、Hakubaあたりが有名で品質も間違いありません。

同じブランドでも、いろんなシリーズが出ていたりしますが、調べてみてもよくわからなければ、とりあえずは一番ベーシックなもの(価格が安いもの)でもいいでしょう。

コスト重視でとりあえず試してみるのなら無名ブランドの格安品でもいいでしょう。
保護フィルターあり、なしで撮り比べてみて、もし違いがわかるようになってきたらその時初めてちゃんとしたものを購入する、というのも考え方の一つです。

レンズ交換のたびに保護フィルターを交換する、なんてことは普通はしないので、ダブルズームキットをお持ちの方は2つ購入しておきましょう。

(本来は保護用品ではないけど)レンズフード

本当はレンズ保護に使うものではないですが、カメラ初級者のうちは、誤ってレンズをぶつけたりするのを防ぐ効果のほうが高いと思うので……。笑

Canonの純正品を購入する場合、レンズに合わせて使い分けるようにしましょう。
(組み合わせを間違えると、写真の一部に黒い影みたいなものが映りこんだりする可能性があります)

レンズキットに付属しているEF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISには以下のEW-60Cを使用します。

ダブルズームキットの場合についてくるEF-S 18-55mm F3.5-5.6 ISやEF-S 55-250mm F4-5.6 ISには、以下のET-60を使用します。

価格を抑えたい場合、サードパーティ製の以下のような商品もあります。

レンズキット用は以下。

ダブルズームキットの場合、2つセットの以下のようなものもあります。

Kiss X2でカメラを覚えるなら持っておきたいアイテムたち

続いては、Kiss X2をこれから使おうとする万人におすすめのアイテムたちです。

予備バッテリー

今のタイミングでCanon EOS Kiss X2を使おうとする場合、付属のバッテリーはある程度消耗していることが予想されます。

撮影に出かけた先で、電池切れで撮影できない……なんてことにならないよう、予備バッテリーを購入しておくことを強くおすすめします!

Kiss X2で使用するバッテリーは、「LP-E5」です。

いったん紹介しておきながらアレですが、純正品は高いので、互換バッテリーで充分です。

↑の互換バッテリーは筆者も使用していますが、ほぼ純正品と変わらず使えています。

2個以上用意しておきたい場合なら、充電器つきのものを買っておくと便利です。

レンズキャップホルダー

Kiss X2に限らず、純正品のレンズについているレンズキャップは、使っていない間は外したキャップはどこかで保存しておかないといけません。
でも、油断しているとなくしてしまわないか不安だったり、ポケットに入れておくのも邪魔だったりします。

こういったキャップホルダーがあると、ストラップに取り付けておけるので便利です。

レンズキャップホルダー(使用イメージ)

この写真はKiss X2ではなく筆者の持つ別のカメラの例ですが、キャップホルダーにレンズキャップを装着した時のイメージは伝わるかと思います。

58mmのレンズキャップであれば、以下の商品の場合はLサイズを選択すればOKです。
Amazonでサイズが確認できますが、いったんMサイズを選んでから商品画像の中にあるサイズ一覧を見るという謎の手順が必要です。笑

お手入れグッズ

ここまでで紹介したグッズ、(保護系が必要な方は保護系のアイテムに加えて)予備バッテリーとレンズキャップホルダーさえ手に入れれば、まずは快適に撮影に臨めると思います。

とはいえ、カメラを持ち出して使っていると、どうしても汚れがついてしまいます。

まずは簡単なものでもいいので、気になった時にすぐにお手入れできるように準備しておくといいでしょう。
ひとまず、お手頃なセット品でいいので、一式持っておけるとコスパが良いでしょう。

ノーブランド品はカメラに悪いのでは?と気になる方は、ある程度知名度のあるメーカーのアイテムをそろえると安心だとは思いますが、お手入れグッズだけでもそれなりにお値段がかかってしまいます。

撮影のバリエーションを増やすアイテムたち

ここからは、撮影の幅を広げるためのアイテムを紹介していきます。

単焦点レンズ

せっかくのレンズ交換式カメラなので、ある程度撮影に慣れてきて、もしお財布が許すなら交換レンズを手に入れてみるのもおすすめです。

明るい(F値の大きい)レンズの威力に感動するかもしれません。

わかりやすいのは、やはり印象的な背景ボケでしょうか。

Kiss X2で撮影した牧場での写真

最近だとスマートフォンなどでも「ポートレート」とかのモードで擬似的に背景ボケを演出するものもありますが、やはりちゃんとしたカメラで撮影すると、自然で綺麗な仕上がりになります。

お財布が許すなら、メーカー純正の単焦点が品質が高く、カメラ本体との相性も完璧なので安心です。

入門用と割り切って、「いずれカメラ本体もレンズも買い換える」つもりであれば、サードパーティ製の安価なものを購入し、まずは明るいレンズの楽しさをお手軽に知ってみる、というのも一つの手だと思います。

オートフォーカスの速度や精度など、Canon純正レンズに及ばない面はあるものの、入門編として割り切って購入するならコスパは高いのではないでしょうか。

三脚

花火や星空、滝を撮影する場合など、遅いシャッター速度で撮影するシーンでは、三脚があると安定して撮影することが出来ます。

Kiss x2にキットレンズの組み合わせだと、わりと重量は軽いので、そこまでしっかりとした三脚ではなくとも、意外と普通に使えます。

強風でも安定していないと!とか、バルブ撮影で星の軌跡を撮ってみたい!とか、本格的なものを探しているのでなければ、最初は軽くて持ち運びしやすい三脚が使いやすいです。

せっかく買っても重くて持っていくのが億劫で結局使わない……みたいなことになってももったいないので、入門用はお手頃価格、お手軽に使えるもの、というのがいいのかな、と思います。

スマホ、アクションカメラのアダプタ付の三脚なんかもあるので、場合によってはアダプタ付で持っていると幅広い用途に使えて便利かもしれません。

C-PLフィルター

屋外で色鮮やかな写真を撮りたいなら、円偏光フィルターも試してみると楽しいでしょう。

Kiss X2で撮影した高山植物の木

画像編集ソフトでの加工とかしなくても、うまく効果が出ると非常に鮮やかな写真が撮れます。
上の写真は、まさにKiss x2でC-PLフィルターを使用して撮影したものですが、空の深い青や植物の色がきれいに出ていると思います。
(Web用にJpeg圧縮しなおしているので少し画質は悪いですが……)

品質が悪いものだと、ピンボケしてしまったりするケースもあるようなので、お財布と相談しながら購入を検討してみてください。
以下に紹介しているものであれば、ノーブランドではなく一応ちゃんとした製品なので、そこまで悪くはないと思いますが……。

レリーズ

三脚を持っている前提ですが、星空や花火を撮影する際に便利なのがレリーズ。
カメラ本体がぶれないように、手元でシャッターを切ることが出来ます。

単純なシャッターだけの機能のものもあれば、レリーズ側にタイマーがついていて、色々と設定できるものもあります。

細かい設定がやりづらいなど難点もゼロではありませんが、互換品でも十分です。

NDフィルター

明るいところでシャッター速度を極端に遅くしたい場合に使用するNDフィルター。
そこまで使用頻度は高くないですが、凝った写真を撮りたいなら用意してみてもいいのではないでしょうか。

滝や川の流れなど、自然の写真が好きな方には特におすすめです。

ND8かND16あたりが使いやすいと思います。

画質は少し劣ると思いますが、決めきれない場合は可変NDフィルターを選ぶのもありです。

 

以上、Canon Kiss X2のアクセサリー紹介でした。
Kiss X9シリーズが現役のこの時期に、なぜあえてのKiss X2?という話もありますが、カメラ本体が中古でお手頃に手に入り、かつシンプルな機能しかないからこそ練習にもってこいなのです。
カメラだけにお金を使ってられないけど、色々やってみたい!という場合にも選択肢が広がるよう、ある程度コスパも重視して紹介してみました。

試しに買ってみて、本格的にアイテムを買いなおしたいような場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

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