ウィズコロナでテレワークを開始した方、この機会にと自宅の整理を始めた方……。
おうちで出た不要な、でも記載内容にちょっと気を遣う書類の処分にお困りだったりしませんか?
少し前に電動シュレッダーを購入し、わりと使い勝手がよかったのでご紹介します。
購入したのはアイリスオーヤマのP5GCXという機種なんですが、選び方やタイプ別の商品なども紹介していこうと思います。
アイリスオーヤマの電動シュレッダーの紹介だけ見られればいいや、という方は、目次から飛んじゃってください!
ちなみに、家庭用を対象としているので、複数人が入れ代わり立ち代わり使用するような環境での利用を考えている方には向かない記事ですのでご容赦ください。
選び方の基準
それでは、簡単に選び方の観点を紹介していきます。
仮に、一般的に高評価だったり、奮発してお高めの商品を買っても、狙った用途に不向きだったりするともったいないので、どんなシーンで使用するのか?を明確にしておきたいですね。
手動か電動か。(音は気になる?)
はっきり言います。動作音を気にしないなら電動一択です!
なぜなら圧倒的に楽だから。以上!
……とするのはちょっと乱暴なので、一応少し解説します。
電動が楽なのは当たり前なんですが、気にしておきたいのは動作音です。
手動だと、手でハンドルを持ってぐるぐる回す形なので、そう大した音は出ません。
(下の商品画像だと、右側についてるやつです)
電動は、同じように刃を回転させて細断するんですが、それをモーターの力で行うわけですね。
でもって、モーターが動くので、機種によって差はあるものの、手動と比べると多少の音は出てしまうわけです。
シュレッダーを使う頻度と、音を気にするような環境・時間帯かを考えて判断いただくといいかな、と。
あとは、当然ですが手動の方が安いので、情報流出は気になるけど滅多に使わないから安いのがいい、などであれば手動がいいでしょう。
手動だと、一応ちゃんとしたメーカーの商品でも実売で1,000円ちょっとから購入できます。(電動だと2,000円以上~)
紙だけ?クレジットカードや光学メディアなども処分したい?
シュレッダーで細断したいのは、コピー用紙などの書類だけでいいですか?
それとも、クレジットカードやCD、DVD(光学メディア)などの処分にも使いたいですか?
ちなみにもちろん、連続稼働時間などの条件が同じであれば、紙以外にも使用できる機種の方が価格は高いものが多いです。
色々使えた方がいいのはいいけど……というのが人情だとは思います。
でも、この時に考えたいのは「紙以外を処分する頻度ってそんなにあるの?」という観点。
ちょっと力は必要かもしれませんが、クレジットカードやCDくらいなら普通のハサミでも案外切ることは可能です。
(カードなら、ICチップの部分とかをちゃんと切って、破片を複数回に分けて捨てるとかすれば、それなりの防犯対策にはなります)
カードや光学メディアなんか、よく考えたら滅多に捨てることないな……という方は、紙専用の機種を選ぶ方が、コストパフォーマンスには優れると思います。
ちなみに、手動であれば安いものでもカードなどにも対応しているものが多いので、そういう意味では選びやすいです。
例えば以下の2機種。連続稼働時間は2分、細断枚数は5枚と6枚だとまぁ同レベルといえるでしょう。
メーカーは異なっていますが、カードの細断に対応しているか否かで1,000円以上差があります。
(時期によって価格が変動しますので、販売サイトで最新情報をご確認ください)
用紙サイズと枚数(A4で5~6枚、連続2分が価格の境目)
続いての観点は、用紙サイズと枚数。
用紙サイズは、会社とかでよく使うサイズがA4です。学生の頃など、よく使っていたノートがB5サイズ。
一般家庭で使用するならA4対応であれば十分だと思います。
まれに大きいサイズの紙を処分する必要があっても、その時だけ二つ折りにしてシュレッダーにかければいいですし。
そして、価格への影響が強いのは細断枚数に関する能力の差です。
(ある意味当然ですが)
枚数に関する能力は、以下の2点で決まります。
- 同時に何枚細断できるか
- 連続稼働時間はどのくらいか
1点目は、一度にどれくらいの量をシュレッダーにぶち込めるかという観点で、この枚数が多いと、処分したいときに一気に突っ込んで細断が終わるのを待つだけで良かったりします。
枚数が少ないと、シュレッダーの動きをみながら、こまめにつぎ足していかないといけません。
2点目は電動だけに影響する話ですが、何分くらい連続で動かし続けられるか。
細断するのにモーターを使うんですが、連続で動かし続けると熱をもってしまい、度を超すと壊れちゃいます。
イマドキの機種なら、温度センサーとか付いていて自動ストップしてくれるものもありますが、いずれにせよ一定時間以上は連続で使えません。
30分とか、ある程度時間が経てば、ちゃんとクールダウンしてまた動作可能になります。
5枚で連続2分くらいの能力だと5,000円未満で購入できる機種が多くお手頃です。
それ以上の処理能力になると、どんどんオフィス用に近づいてきて、価格もどんどん上がっていきます。
枚数については最大10枚くらいまでなら1万を切る価格帯でも選択肢がありますが、連続稼働時間の長いもの(10分以上とか)を考え始めると、けっこう高くなります。
その他、気にしておくべきポイント
他に気にしておくべきポイントは、細かい点はいくつかありますが、個人的なオススメとしては、ホッチキス10号針をそのまま細断できるものを選ぶこと。
10号針は、ご家庭でもよく使う、一般的な細さのホッチキスの針ですね。
保険の相談だったり、会社や学校でもらう資料だったり、意外とホッチキス止めの資料って多いんです。
シュレッダーの枚数制限以上の場合、適当に手でちぎればいいんですけど、ホッチキスの針まで取るの面倒じゃないですか?
だいたいの機種なら実際にやっちゃえば大丈夫なのかもしれませんが、万が一壊してしまうと嫌ですよね。
なので、公式にホッチキスを付けたままでもOKになっているものを選ぶと安心です。
(分厚い書類とか、コピー機の自動ホチキス止めとかだと、たまに10号より太い針が使われていることもありますのでご注意ください)
他に気にするなら、以下の点でしょうか。
- 容量(細断したゴミをどれだけためておけるか)
- 細断の細かさ(クロスカット、マイクロカット、ストレート……)
- ゴミの捨て方(本体がかぶさっているもの、引き出しタイプなど)
容量は、家庭用であれば処理できる枚数(細断能力)に比例して、1回で連続で処理できる枚数分+アルファで満タンになるものが多いので、一応確認しておく程度でいいと思います。
細断の細かさは、ストレートだけは避けるようにしておけば、通常の用途だと問題ないように思います。
ストレートは、イカそうめんみたいに縦に細長くカットするだけなので、根気よくパズルをすれば細断した破片から元の書類を再現できなくもないかと。
クロスカットとかマイクロカットとか書いてあるようなタイプであれば、ある程度細かい破片にまで細断されるので大丈夫かな、と。
気にされる方は、極力細かいタイプを選ぶといいでしょう。
ゴミの捨て方は、本体がフタみたいになっていて、ゴミをためる部分と分離するような形式と、引き出しみたいになるタイプとに大別されます。
分離するタイプはこんな感じ。
引き出しの方が楽ですが、家庭用くらいなら分離式でもなんとかなります。
(業務用とかだと、本体が重かったりするので引き出しタイプがほとんど)
アイリスオーヤマの電動シュレッダー『P5GCX』
そして、僕が購入したのはこちら、アイリスオーヤマの電動シュレッダー『P5GCX』です。
幅約31×奥行約19×高さ約30cmというサイズです。
ぼんやり目隠しみたいに写っているのはA4サイズのクリアファイルなので、なんとなく比較いただければと。
先に紹介した基準にあわせて、簡単に紹介していきます。
もう触れましたが、電動です。
実は手動シュレッダーは前から持ってたんですがやっぱり面倒ではあり、ある程度枚数を処理する用事が出来たので電動が欲しくなって購入したという経緯だったりします。
賃貸だったりすると、ちょっと夜遅い時間に動かすのは気を遣う程度の音量です。
掃除機とかよりは全然静かですが……。
この機種は、実はカードや光学メディア(CDなど)は細断できません。紙専用です。
手動のシュレッダーで対応できたから、というのもあるんですが、使っている中でカードとかCDを処分したいタイミングはほぼ無かった、というのが大きいです。
細断枚数は5枚、連続使用時間は2分の機種です。
普通に使っている分には困りません。
不要な書類が出たら、その都度処理していれば、この処理能力で十分間に合いました。
大量に書類を整理したときなんかは一度には処分できませんが、他の用事の合間とかに少しずつ処理してけば何とかなります。
あとは、10号ホッチキスを付けたまま細断できるところも隠れおすすめポイント。
ステープラーの針をつけたまま細断できます。
ちなみに細断は約4×40mm(マイクロカット)で、本体を持ち上げてゴミを捨てるタイプです。
普通に家庭で使うには十分な、コストパフォーマンスに優れた商品だと思います。
実はもう1年近く使っていますが、特に不調もなく使えています。
電動シュレッダーで、機種選びに迷った方にはオススメできる機種だと思います。
以上、シュレッダーの選び方と、購入した機種の紹介でした!
コメント