バイクのバッテリー上がり!原因と対処法、自宅での充電方法について

バッテリー バイク関連

しばらく乗ってなかったバイクを動かすとき、バッテリーが不安なことってありせんか?
家庭用コンセントから充電できるようにしておくと、久々にバイクを動かす時でも前日に充電して安心して乗り出せます。
安いものだと準備も1000円程度の出費で済むのでオススメです!

せっかくなのでバッテリーに関する諸々も整理していますが、製品紹介だけ見たい方は目次から目的のところまで飛んじゃってください!

バイクのバッテリー上がりの原因は?

そもそも、どうしてバッテリーが上がる(弱る、充電切れする)のでしょうか?

バイクに乗っている人でよく見るのが、イグニッションキーをオンにするだけして、エンジンかけずにヘルメットなどの装備品の準備やバイクの取り回ししてるパターン。
イグニッションキーをオンにすると、ヘッドライトを始めとした電装品の電源はオンになり、電力消費は(エンジンの点火プラグを除いて)ほぼ走行中と変わらない状態になります。
一方で、エンジンかかってないと発電していない状態なので、その電力はすべてバッテリーの充電を消費して賄っている形になります。

最近はLEDライトも増えているので多少マシかもしれませんが、街乗りメインだったり、一回の移動距離が短く、走行距離に比べてイグニッションキーのオンオフの回数が少ない乗り方をしていると、ボディーブローのようにあとからバッテリー消費に響いてきます。

その他よく見かけるのは、目的地に到着したときにキーを回すのではなく、ハンドルについてるキルスイッチでエンジンを切るパターン。
これも、電装品はオンのまま発電だけ止めている状態なので、バッテリーを消費します。

いやいやその辺は気をつけてるよ!って方でも、単純に普段バイクに乗る回数が少なかったり、冬の間などに長期間バイクに乗らない状態が続くと、自然放電だけでバッテリーは消費されているので、久々にいざ乗ろうとするとセルが弱々しくて焦る、なんてことになりかねません。

バッテリーが弱ったときの症状

バイク

バッテリーの充電が切れかけてくると起きる症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • セルが回らない、弱々しい
  • ライトやウインカーが点灯しない、光が暗い
  • 電圧が12Vを下回る

電圧はなかなか確認しないと思いますが、一番バッテリー上がりに気づくのはエンジンをかけようとしたときのセルの調子ではないでしょうか?

キックスターターが着いてるバイクだととりあえず走り出すことはできますが、最近のほとんどのバイクのようにセルのみだと、エンジンがかからずそもそも走り出すことすらもできません。

バイクのバッテリー 充電方法は?

バッテリー

バッテリーの充電が必要になった場合、充電する方法はざっと以下のような選択肢になるかと思います。

  • ガソリンスタンドにお願いする
  • バイクショップにお願いする
  • 自宅で充電する

価格差があるので一概には言えませんが、基本的には上から順番に費用がかかります。
ただし、自宅での充電には充電器を購入する初期投資がかかるので、どんなものを購入するかでお値段はピンキリです。

ガソリンスタンドでバイクのバッテリー充電

もちろんスタンドによって差はあるかと思いますが、2000〜3000円程度の料金になるかと思います。
ただ、場合によっては車用の充電器しか備えていないところもあるかもしれませんので、候補となるガソリンスタンドに電話して確認して見る方がいいかもしれません。

また、ガソリンスタンドの場合は急速充電器での充電になると思いますので、時間は30分程度でいい代わりに、バッテリーに負担をかけ、寿命を縮めてしまう可能性もあるので注意が必要です。

加えて、基本的には自走してガソリンスタンドまで行けることが前提で、バッテリーだけを持ち込んだ場合に対応してもらえるかは微妙です。

バイクショップでバイクのバッテリー充電

バイクショップにお願いする場合だと、おそらく自走できる状態、バッテリー単体で持ち込んだ場合のそれぞれ対応してくれると思います。
お値段も、1500円〜2500円程度と、ガソリンスタンドよりは多少お手頃なところが多いようです。

バイクショップの場合、もちろんバイクを専門に扱うお店ですから、ガソリンスタンドよりもバッテリーに優しい充電をしてくれると思います。
(その分時間はかかりますが)

大抵バイクショップって国道沿いとか、車やバイクで行くことが前提みたいな場所にあるような気がします。
バッテリー切れでエンジンもかからず、他の足を持っていない場合、公共交通機関だと行きにくいことがあるのがややネックでしょうか。

自宅でバイクのバッテリー充電

自宅でバッテリーを充電する場合、当然ですが専用の充電器が必要になります。
一応確認は必要ですが、一般的にバイクのバッテリーは12Vの規格ですので、それに対応したバッテリー充電器を購入することになります。

価格は、簡単なものだと1000円を下回る製品もありますし、逆に高機能なものだと1万円を超えてくるものもあります。

以下、自宅でのバッテリー充電用の製品について紹介します。

自宅用バイクバッテリー充電器の紹介!

それでは実際に、ざっくりとした価格帯別に製品を紹介していきます。

実勢価格帯:1,000円前後のバイクバッテリー充電器

このあたりの価格帯は、本当に必要最低限、といった機能しかありません。
基本的に海外製で、ノーブランド品となります。

バッテリー側の電圧などを検知して働く安全装置みたいなものも特に無いか、あっても充電完了時(と想定される電圧に達するとそれ以上充電しない)の制御だけ、といったシンプルなもの。

Amazonのレビューを見ても、品質に当たり外れがあるとか、充電完了を知らせるLEDランプが正しく反応しないとか、微妙な口コミが並んでいることも少なくありません。

ただ、凝った安全装置がない分、弱ったバッテリーとかにも半ば無理やり充電することも可能なわけで、用途によってはかえって良かったりするかも!?

基本的には電圧さえ正しく発生させてくれていれば充電はできるわけで、必要最低限使えればOK、という場合にはリーズナブルな選択肢です。

実勢価格帯:3,000円前後のバイクバッテリー充電器

このあたりの価格帯になると、安心して使用するための基本的な機能や、ものによっては少し気の利いたオマケ機能もついていたりして、ちゃんと使っていきたい人にも程よい製品群になってきます。

安価な製品にない機能としては、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 電圧/電流の選択機能(手動/自動など様々)
  • プラスマイナス逆接続時の保護機能
  • 充電状況を表すインジケーター
  • バッテリー接続端子が幅広く用意されている

有名ブランドの安心感を求めるには少し足りないかもしれませんが、何か特別な使い方を望まない限り、ふつうにバイクの充電をする上では困ることのない製品を選べる価格帯かと思います。

実勢価格帯:5,000円以上のバイクバッテリー充電器

このあたりの価格帯になると、名の知れたブランドの製品であったり、純日本製の製品であったりと、より付加価値の高い製品が選べるようになります。

機能面では、車両にバッテリーを搭載したままで充電できたり、充電しながら電圧を確認できたり、バッテリーに発生する余計な結晶を除去できたりと、よりプラスアルファ的な機能が追加されていたりします。
(一部機能は、探せば3,000円前後のものでも実現しているものもありますが)

高価なバッテリーを使っているので少しでも長持ちさせたい、海外製は充電中に何かトラブルが発生しないか不安、など、安心感を求める場合には良い選択肢になると思います。

 

頻繁に長距離でバイクに乗っている人だと不要かもしれませんが、乗る頻度が低い場合や、乗っていても街乗りばかりという場合には、念のためひとつ準備しておいてもいいのではないでしょうか?

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