皿洗いは面倒な家事の上位……食器洗い乾燥機があれば便利だろうけど、賃貸だからとあきらめていませんか?
タンク式食洗器なら工事不要で賃貸でも便利!
アイリスオーヤマのISHT-5000-Wを半年ほど使用した結果をレビューします。
工事不要のタンク式なら賃貸でも食洗器を活用できる!
いまさらですが、皆様あけましておめでとうございます。
コロナ禍で家にいる時間は増えたはずなのに、なぜかブログから離れてしまっておりました。
どんなペースで続けられるかはわかりませんが、またちょこちょこ書いていこうと思います。
さて、今回は食洗器を紹介するわけですが、私が購入したのはアイリスオーヤマ ISHT-5000-Wという機種です。
料理は好きなんですが、後片付け、特に洗い物が好きではなく、いつも面倒だなと思いながら洗っていました。
持ち家だと、最近はビルトイン食洗器なんかがずいぶん普及してきている印象ですが、賃貸だとなぁ……と諦めていたんで・す・が!
何となく雑誌を読んでいたら、賃貸でも使える食器洗い乾燥機があるようです。
私が購入したアイリスオーヤマ ISHT-5000-Wもそうなんですが、タンク式の食洗器なら、工事不要で簡単に設置できるんですね。
ただ、「タンク式」の名の通り、タンクに水を注いであげる必要があるので、水道に接続されたタイプの食器洗い乾燥機と比べると少し手間はかかりますが、油っぽいお皿なんかでも綺麗になるので、とても重宝しています!
以下、もう少し詳細に紹介していきます。
食器洗い乾燥機「ISHT-5000-W」は工事不要で設置可能
届いたアイリスオーヤマ ISHT-5000-Wがこちら。本体サイズが幅約42×奥行約44.5×高さ約43.5cmと、それなりに大きいので、箱もなかなかのサイズです。
重さも、本体、かご、小物入れで約13kgとそれなりにあるので、女性の方だと特に、思った場所への配置は少し大変かもしれません。
ただ、セッティング自体は、電源とアースをつないで、排水ホースをセットするだけと簡単です。
この機種は、定格消費電力は500W少々と、食洗器の中ではそこまで消費電力が高い方ではありませんが、食洗器は基本的に延長コードの使用は望ましくありません。
電源コードの長さは約2mなので、設置したい場所の近くにコンセントがあるかを確認しておく方がいいでしょう。
ちなみに、自己責任になりますので決して推奨するものではありませんが、我が家は設置個所の近くにコンセントが無く、延長コードを使用しています。
他の家電製品と並行で使ってしまうことのないよう一口タイプを選択し、念のためアース線も延長して冷蔵庫用のアース線接続口まで配線しました。
今のところ、特に問題は出ていません。
ネットの口コミなんかを見ていると、アース線の配線が面倒な人は、アースを省略しても普通に使えてはいるみたいですね……。
メーカー推奨の使い方ではないので、もちろん自己責任ですが。
電源の他は、排水ホースの接続となります。こちらも、説明書を読みながら対応すれば特に難しいこともなく対応できると思います。
基本はシンクに排水するような形かと思いますが、使用水量が5リットルなので、シンクに排水できるように設置するのが難しい場合、バケツを準備してそこに排水するような形でも利用可能です。
100円ショップなどの小さいバケツだと足りませんが、普通に売ってる範囲でも、5リットル以上入るものは普通に手に入ると思います。
タンク式食洗器「ISHT-5000-W」の使い勝手について
続いては、レビューのメインとなる、使い勝手について紹介していきます。
タンク式で面倒な給水作業を100円ショップで快適に!
何度か書いているように、私が購入したアイリスオーヤマ ISHT-5000-Wは水道工事不要で設置できるのですが、その代わりに上の写真の給水口から、タンクに給水してやる必要があります。
給水カップが付属しているので、これを使って給水してあげます。
カップは約1.8リットルで、タンクは約5リットルなので、カップにほぼ満タンで3回給水してあげると、食洗器の使用準備が整うような形です。
私は、手洗いするのと比べると、給水の手間の方が断然楽だと思います。
ですが、ここらへんの考え方は人それぞれなので、給水が面倒で使わなくなった人や、分岐水栓設置の手間や費用を考えても、水道から直接給水するタイプに買いなおした人もいるみたいです。
この辺は、購入する前に、自分が何を優先したいのかを考えておくといいかと思います。
とはいえ私も最初、給水口に水を注ぐ際、あまりに勢いよく注ぐと結構水が跳ねたり、給水口からこぼれたりして、地味にイラっとすることもありました。
キッチンの蛇口にホースをつないで給水したりしている人もいるようでしたが、うちのキッチンは、2ハンドル混合栓に交換した上に浄水器のクリンスイMONOを取り付けしているので、ホースをつないだりは難しいです。
色々考えた結果、100円ショップで購入したアイテムを活用することで、給水がとても快適になりました。
それがこちら、ダイソーのキャップ式ロートです。
このロートを、同じものを2つ購入します。
2つ購入したロートのうち、片方について、上の写真の赤丸部分にあるフックを切り取ります。
切断した後、出っ張りが残っていた場合などは、ケガしないように注意しながらカッターナイフで削り取っておくといいでしょう。
切断には、下の商品のようなニッパーなんかがあると便利です。持ってなければ、ついでに100円ショップで購入しておくと作業が楽だと思います。
このロート、「キャップ式」と名前がついている通り、ペットボトルなどにキャップのようにネジ込めるような構造になっていますので、この仕組みを利用して、購入した2つのロートを接続します。
(片方のロートについては、白い部品を先に外しておきましょう)
そうして、フックを切断した方を給水口側(下側)にして、以下の写真のように設置してあげることで、給水がとてもやりやすくなります!
まるで専用品かのように、給水口のサイズにピッタリなので、2つのロートを組み合わせた便利アイテムを手で押さえながら給水してあげると、水が飛び散ったりすることもなく、快適に給水できます。
アイリスオーヤマ ISHT-5000-Wユーザーの方には、ダイソーのキャップ式ロート、是非オススメです!
標準食器15点で容量も十分
我が家は、この記事を書いている時点だと私と妻の2人暮らしなのですが、晩御飯の2人分の食器なら余裕で収まるので、日によっては昼と晩の2食分を一度に洗ったりもできています。
さすがに、フライパンや鍋まで突っ込んで食器と一緒に洗ってしまうことはできませんが、食器は、(食洗器非対応の繊細なものを除き)ほぼすべて食洗器に任せてしまうことができるので、非常に楽ができています。
日本電機工業会自主基準「電気食器洗い機用食器に関する自主基準」(2009年9月17日改正)に基づいた、「標準食器」ってのが、食洗器の仕様表記などでよく使われています。
アイリスオーヤマ ISHT-5000-Wは、標準食器15点(大皿2点、中皿2点、小皿2点、小鉢2点、茶わん2点、汁わん2点、コップなど3点)に加え、小物類(箸、スプーン等)を一度に洗うことができる、というのが公式のスペックとなっています。
タンク式の食洗器だと、だいたい標準食器15点前後で、本体サイズ等によって若干前後するような感じだったので、容量についても十分実用的なレベルです!
洗いあがりも満足!
販売からわりと経っていることもあり、この辺の評価はAmazonなんかにもたくさんレビューがあるのですが、洗浄力も個人的には十分満足できるレベルです。
脂っこいメニューやカレーを食べた後など、手洗いだと少し気が重くなるようなケースでも、汚れが残ることなくキレイにしてくれます。
水流で洗う仕組みのため、カゴの中で、食器同士がピッタリ重なってしまったりしていると、重なった部分が洗浄できずに汚れが残るようなことはありましたが、それは仕組み上避けられないですし、どんな機種で合っても同じこと。
少し無理してたくさん詰め込んだ時に、重なった部分で汚れが残っていることはありましたが、普通に使っていて洗浄能力を不満に感じることはありません。
標準コースで約1時間30分と、洗浄時間も比較的早い部類に入るかと思います。
乾燥は、あまり期待しすぎない方がいいかも?
調べている範囲だと、ビルトインタイプじゃない限りはどれも大差なさそうですが、乾燥については、やはり「完全乾燥」とまでは言えません。
平たいお皿なんかは、洗い終わりにそのまま食器棚に収納できるくらいしっかり乾いていますが、ちょっと溝がある部分だったり、お茶碗の底のくぼみだったり、少し形が複雑な食器だと、どこかに水滴が残っていることは多いので、食器拭きまで完全に手を抜けるわけではありません。
とはいえ、我が家もそんな感じなんですが、水が溜まっている食器だけ一度取り出して水を切って、再度カゴに戻して食洗器のフタを開けた状態にしておくなり、普通の水切りカゴに入れておくなり、しばらく自然乾燥させておけばちゃんと乾くので、さほど不便さは感じません。
日々のお手入れも、食べ残しの予洗いでほぼゼロに!?
一応、食べ残しなどの残滓(ざんし)フィルターなんかは、使用後は毎回洗うように推奨されていますが、目立った食べ残しだけ事前に水道の蛇口からの水流で適当に流しておけば、ほとんど何もフィルターには付着していません。
推奨される使い方ではないんでしょうけど、今は気が向いたときに、たまにお手入れするくらいで、普段は一切お手入れせずとも特に支障なく使用できています。
- 食器をカゴにセットする
- 洗剤を入れる
- 水を注ぐ
- ボタン操作で食器洗いをスタートさせる
- 洗い終わったら、水だけ切って自然乾燥
普段はこのような手順を踏むだけで、煩わしい洗い物からほとんど開放されます!
水の入れすぎには要注意!!
写真のロート給水アイテムで楽に給水できるようになるのですが、給水に関して少し注意点です。
アイリスオーヤマ ISHT-5000-Wは、給水して満タンになると電子音でお知らせしてくれます。
なので、どこまで入れたらOKかは簡単に判断できます。
が、一度満タンのお知らせをしてくれた後、それ以上水を追加しても、アラートの電子音は鳴らないのです。
給水した後、運転開始する前に宅配便が来たりとか、何か違う用事をして、「あれ?食洗器の水って入れたっけ?」みたいになったら、まずは運転開始してみて、スタートしたら給水済み、スタートしなければ水が足りてない、みたいに判断するしかありません。
価格.comのクチコミなんかを見ていると、水を入れすぎると念入り洗浄のランプが高速点滅し、排水モードになったまま正常動作しなくなる、みたいな書き込みがなされています。
本体を左右に傾けるなりして水を抜いてあげると、無事ふつうに使えるようになるみたいですが、満タンのアラームが鳴って、給水完了しているかどうかには注意して、水を入れすぎないようにしないといけません。
給水くらいなら手洗いより楽!という方にはオススメ
さて、今回は半年ほど使用したついて記事にしてみました。
賃貸だけど食洗器導入できないかな?アイリスオーヤマ ISHT-5000-Wにって迷われている方には、十分有力な選択肢になると思います。
購入するかどうかの判断材料としては、個人的には以下のようなポイントかなーと思います。
- 意外と大きいので、設置場所が取れるか
→ 本体:幅約42×奥行約44.5×高さ約43.5cm - 設置場所からの排水方法をどうするか
→ シンクに流せる?バケツなどに排水する? - 手洗い ⇔ 給水(+簡単な予洗いなど)の手間をどう考えるか
→ 5リットルの水を毎回手で給水する必要がある - 洗い物の家事負担と、食洗器購入費用をどう考えるか
→ 約3万円程度。その価値があると考えるかどうか
個人的には、約3万円で、洗い物の手間からほぼ解放されたのは、とても価値があると感じているので、購入して全く後悔はありません。
分岐水栓の工事などを気にして食器洗い乾燥機の導入に二の足を踏んでいた方には、是非オススメですよ!
なお、洗剤は必ず食器洗い乾燥機専用洗剤を使用しましょう。
普通の台所用洗剤だと、泡が出すぎて水漏れしたり、故障の原因になったりするようなので絶対に使用は控えましょう。
鍋などの大物や、食洗器非対応の繊細な食器など、どうしても手洗いせざるを得ないものは残るので、使いさしの洗剤が残っていても、無駄になることはありません。
ISHT-5000-W以外の賃貸でも使える食洗器について
最後にオマケで、アイリスオーヤマ ISHT-5000-W以外の、賃貸でも使える食洗器について、参考までにいくつか紹介しておきます。
ビルトインまでは無理でも、分岐水栓くらいなら何とかしようかな……という方のために、タンク式だけではなく分岐水栓のタイプも含めて紹介しておきます。
タンク式の食器洗い乾燥機
まずはおさらいで、私が使用している、今回の記事でご紹介した製品。
記事執筆時点で、Amazonの食器洗い乾燥機カテゴリでベストセラー1位になっているようですね。
同じくアイリスオーヤマで、洗浄中の中の様子が確認できる、窓付きタイプもあります。
今回の記事で紹介した商品と比べて、少しお値段は高くなります。
別のメーカーですが、同じように窓付きで、お箸やスプーンなどの小物をたくさん洗える、2段式収納タイプの商品なんかもあります。
タンク式で試し、面倒なら分岐水栓も選べる2WAYタイプ
タンク式が設置は楽そうだけど、給水が面倒に感じて結局使わなくなってしまわないか心配、という方には、最近だとどちらの使い方も可能な2WAYタイプも増えてきているので、こちらもオススメです。
一旦は簡単設置のタイプ式で使ってみて、面倒に感じて、多少の費用をかけてでも給水を自動にしたい、と感じたら分岐水栓からの給水にすることが可能です。
最近、いろんなキッチン家電で少しずつ評価を集めているシロカからも2WAYタイプが販売されています。
乾燥無しなら35分で洗い上げてくれて、本体の下部から給水できるので背の低い女性の方でも給水しやすいこんな商品も。
分岐水栓タイプなら、高機能な本格派も選択肢に!
分岐水栓の設置が必要で、本体も少しお高めな商品が多いですが、分岐水栓専用の商品だと、タンク部分が不要になるので同じ容量でもコンパクトだったり、洗浄能力の高さを売りにする商品だったり、少し違った選択肢も広がります。
分岐水栓を前提にした製品だと、パナソニック(Panasonic)の独壇場な印象もありますね。笑
まずは、ここまで紹介したタンク式と似た性能で、設置面積がコンパクトになるこちら。
食器点数40点の大容量タイプなんかもあります。
パナソニック以外の商品も紹介しておきましょう。
洗濯機などでも名前を聞くこともある、アクア(AQUA)の製品です。
こんな風に見てみると、賃貸でも以外と食洗器の選択肢はあるなぁ、と感じていただけたのではないでしょうか?
設置場所が何とかなりそうなら、食洗器の導入、とてもオススメです!
それでは今回はこの辺で。
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