昔ながらの戸建てや少し古めの賃貸だったりするとキッチンの水道が2ハンドルだったりしませんか?
僕の家もそうで、ずっと使いにくいと感じていたんですが、昨年末にTOTOの「TKGG33E1」を買って、DIYでシングルレバーに交換できました。
やってみると意外と何とかなったので、同じように2ハンドルの混合栓で使いづらさを感じている人の参考になればと思い、選んだ経緯から交換までを記事にしてみました。
キッチンの2ハンドル混合栓をシングルレバー化したい
昔ながらの2ハンドルは使いづらい……
家のキッチンの水道は2ハンドルでした。
たぶん古い設計のお家だと普通だったのかもしれませんが、最近だとどこでも、左右に動かしてお湯と水の割合を調整して、上下に動かして水を出すシングルレバータイプですよね?
特にキッチンだと、手に泡が付いた状態だったりスポンジとお皿を両手に持ってたりで、ハンドル式だと蛇口の開閉が煩わしいったらもう……。
ずっと気になってはいたんですが、2017年末にとうとう本気で交換を決意しました。
業者に頼まず、自分で交換できそうな商品を探すことに
交換は決意したものの、そこまでお金をかける気も無かったので業者に頼む選択肢は最初っからありませんでした。
そうするとDIYで交換することになるんですが、本格的な工具なんか持っているわけでもないので、なるべく簡単に交換できそうな商品を探しました。
そうして候補に挙がったのは、2ハンドルの台座はそのまま活用して、アタッチメントみたいな感じで交換ができる商品でした。
購入当時、TOTOの商品の方が安かったので、とりあえずそちらをベースに検討することにしました。
TOTOの「TKGG33E1」を購入
自宅のキッチンに取り付け可能かを確認する
とりあえず、自力で交換できそうな点と価格から、TOTOの「TKGG33E1」で検討することにしました。
候補が決まったら、購入前にまずは自宅のキッチンに装着可能かを確認します。
「TKGG33E1」施工説明書 より
一番のポイントは、2つのハンドルのそれぞれの中心からの間隔が203±2mmの範囲に収まっているかどうか。
あと、うちの場合は特に問題ありませんでしたが、水道の付近に食器の水切り棚とか取り付けている場合は高さに問題が無いかも確認しておく方がいいかもしれません。
自宅のキッチンに元々あった2ハンドル混合栓は、幸いサイズが範囲内だったので購入に踏み切りました。
幸い、とか言ってますが、基本的には規格品なので、水道(というか蛇口)のメーカーが異なっていたとしても、ほとんどは適用範囲内だと思います。
工具と一緒に、いざ購入
そんなわけで、TOTOのTKGG33E1を購入することにしたわけですが、よく考えると工具が足りているかも気にしておかないといけません。
ネットで確認したところ、以下の工具が必要ということになっていました。
- モンキーレンチ(300mm)
- プラスドライバー
- 精密ドライバー
- プライヤー(必要に応じて)
なんか規約がややこしそうだったのでリンクは避けますが、Google先生あたりで「COM-ET TKGG33E1」って調べると説明書類を確認できます。
取り付け方法を確認したところ、実際に必要なのはモンキーレンチとプラスドライバーくらいでは?と思い、不足しているモンキーレンチだけ購入することにしました。
(実際、モンキーレンチとプラスドライバーだけあれば特に困りませんでした)
ネットで注文し、無事商品が届きました。
2ハンドルの蛇口からシングルレバーのTKGG33E1への交換
商品が届いたので、梱包を解いていきます。
ほぼそのまんま蛇口の形して部品が入っていました。
まずは元の2ハンドルの蛇口の取り外しから
交換を始めるわけですが、最初に忘れてはいけないのが水道の元栓を締めること。
うちの場合、シンクの下の収納スペースになっているところの扉を開けると、お湯用、水用それぞれにつながるパイプの途中に栓がついていたので、そこで水を止めることができました。
元栓を閉めたら交換の準備完了なので、元の2ハンドルを分解していきます。
精密ドライバーがいるとすれば、取っ手の上に付いているお湯/水を区別するプラスチックの部品を取り外すときくらいでしょうか。
僕はカッターナイフで代用しました。※真似する方は、手を切らないようご注意ください。
色の付いたパーツを外すとネジが見えるので、どんどん分解していきます。
蛇口も外してしまいます。
一通り外すと、下の写真のような感じで台座だけになります。
「TKGG33E1」自体の取り付け方
台座だけになったら、TKGG33E1の取り付けを始めます。
まずは、綺麗な色したアダプターを取り付けます。
同梱されている金具(上の写真の右にあるやつ)で取り付けていきます。
普通にねじ込むだけなんですが、うちの場合水道水がミネラルの多い水質の地域らしく、白く析出したミネラル分がネジ山にも固着していて、このアダプターの取り付けが硬くて硬くて死ぬほど苦労しました。笑
普通はそんなことなく、少し掃除してやればスルスルと入っていくはずです。
(使用頻度が高いからか、水の方は簡単に取り付けできて、お湯の方だけがやたら大変でした)
妙に苦労したアダプター取り付けのあとは、いよいよ本体の装着です。
この作業の際に、モンキーレンチが必要になりました。
(あとは古い蛇口を取り外すときにも)
本体が装着できたら、水漏れが無いかの確認で元栓を開けてみて、問題なければ後は目隠しの化粧カバーを取り付けるだけ。
化粧カバーは樹脂製で、位置だけちゃんと合わせてあげれば簡単にはまります。
というわけで完成!!
若干ゴツいかもしれませんが、そこまで見た目も違和感も無く、しっくりきているんではないでしょうか。
2ヶ月ほど使ってみても、特に問題も無く快適♪
昨年の12月上旬に交換して、今で2ヶ月あまり経過していますが、特に水漏れが起こったりすることもなく、快適に使えています。
浄水器を取り付けて使っていますが、見た目もしっくりきていていい感じです。
浄水器「クリンスイ MONO MD101」を取り付けた話については以下の記事を参照ください。
オプション品購入でシャワー機能を追加することも可能
普通に製品を取り付けただけだとストレートな水流のみですが、シャワー用の追加製品を取り付けることも可能です。
僕は、どうせ追加するなら、シャワー切り替えも付いているからと思って先述の浄水器を取り付けたんですが……。
TKGG33E1自体に付属しているアダプタ「THYB69」とセットで取り付けることで、シャワーと整流の切り替えが可能になります。
(アダプタだけを別で買うこともできるようです)
ご自宅やご家族のキッチンが古いタイプの2ハンドルで使いにくいと思っている方がいらっしゃれば、交換してみると快適になりますよ!
TOTOのTKGG33E1は2021年3月時点では販売終了したらしく、後継品が発売されています。
水栓の交換を検討される際、もし設置スペースがあれば食洗器も一緒に検討してみると、家事がさらに楽になるかもしれません。
最近だと、3万円くらいから、ちゃんと使える食洗器を手に入れることが出来ちゃいますよ。
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